つまずきやすい人に共通する3つの特徴|転倒を防ぐ改善エクササイズ【理学療法士が解説】

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「何もないところでつまずく」「ちょっとした段差でヒヤッとする」——そんな経験が増えていませんか。じつは、つまずきやすい人にはいくつかの共通点があります。そして転倒は、骨折から要介護につながる大きなきっかけ。この記事では、つまずきやすい人に共通する3つの特徴と、その改善エクササイズを理学療法士がわかりやすく解説します。

https://youtu.be/ZtkbRKpys84

なぜ「つまずき」が危険なのか

高齢者の転倒は、骨折や寝たきりの引き金になりやすく、要介護状態につながる主要な原因のひとつです。とくに怖いのが、何もない平らな場所での“すり足つまずき”。これは加齢による体の変化が原因で起こり、裏を返せばトレーニングで予防できるということでもあります。まずは、自分に当てはまる特徴がないか確認していきましょう。

つまずきやすい人に共通する3つの特徴

①つま先が上がっていない(すね前の筋力低下)

歩くときに足首を持ち上げる「前脛骨筋(すねの前の筋肉)」が衰えると、つま先が下がり、わずか数ミリの段差にも引っかかります。スリッパが脱げやすい、足音が「ペタペタ」と大きい人は要注意です。

②股関節がかたく、足が前に出ない

股関節まわりがかたくなると歩幅が小さくなり、すり足になります。足を後ろへ伸ばす動き(股関節の伸展)が出にくくなると、地面を蹴る力も弱まり、前に進みづらくなって足が引っかかりやすくなります。

③体幹が弱く、バランスを保てない

お腹や背中の体幹の筋肉が弱いと、片足立ちの瞬間に上半身がぐらつきます。歩行は「片足立ちの連続」。体幹が安定していないと、少しのつまずきでも姿勢を立て直せず、転倒につながってしまいます。

つまずきを防ぐ 改善エクササイズ3つ

①つま先上げ(すね前の筋力アップ)

椅子に座り、かかとを床につけたままつま先をぐっと持ち上げて2秒キープ。ゆっくり下ろします(10回×2〜3セット)。立って壁に手を添えて行うと、より効果的です。

②もも上げ+足の後ろ伸ばし(股関節の柔軟性)

壁や椅子につかまり、ももを高く上げて3秒キープ。次に同じ足を後ろへ大きく伸ばします。股関節を前後にしっかり動かすことで、歩幅が自然に広がります(左右各10回)。

③片足立ち(体幹・バランス強化)

机や手すりに軽く手を添え、片足を床から少し浮かせて10〜30秒キープ。慣れてきたら支えを少しずつ減らします。1日数回、歯みがきのついでなどに行うと続けやすいです(左右各10〜30秒)。

つまずきやすさ セルフチェック

  • 平らな場所でもつまずくことがある
  • スリッパやサンダルがよく脱げる
  • 歩くと足音が大きい(ペタペタ鳴る)
  • 片足立ちが10秒続けられない
  • 歩幅が狭く、すり足になっている

2つ以上当てはまる方は、転倒予防のサインかもしれません。今日のエクササイズを毎日の習慣に取り入れてみてください。

まとめ

つまずきやすい人の共通点は、①つま先が上がらない ②股関節がかたい ③体幹が弱い、の3つ。どれも、つま先上げ・もも上げ&後ろ伸ばし・片足立ちのエクササイズで改善できます。「つまずき」は体からの大切なサイン。早めの対策で、転ばない・骨折しない体を一緒につくっていきましょう。

次回予告

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