睡眠

高齢者の「寝すぎ」は良くない!介護予防に重要な”適正睡眠”の考え方とは

「健康のために、できるだけ長く寝たほうがいい」そう考えていませんか?近年の複数の疫学研究では、「極端に短い睡眠だけでなく、長すぎる睡眠時間も、高齢者の認知症や死亡リスクの上昇と関連する」ことが明らかになっています(国立がん研究センター)。睡眠は「長ければ長いほど良い」というものではなく、量と同じくらい質や生活リズムが重要です。介護予防の視点から、本当に「体にいい眠り」とは何かを考えてみましょう。
生活習慣病・疾病別対策

難聴は「老化」で済ませない——認知症・フレイルを招く”負の連鎖”を断つ

「最近、聞き返しが増えたけれど、年相応だから仕方ない」そう思って放置していませんか?高齢者の難聴は、単に音が聞こえにくくなるだけの問題ではありません。近年、難聴は「認知症の主要な修正可能リスク因子のひとつ」であり、「生活機能を低下させうるフレイル(虚弱)の重要な要因」として、介護予防の分野で大きく注目されています。(Lancet Commission 2024)
認知・脳の健康

冬に「頭がぼんやり」は本当?季節と認知機能の関係

冬になると「集中しにくい」「物忘れが増えた気がする」と感じる高齢者は少なくありません。 最近の研究では、高齢者の認知機能が夏・秋に比べて冬・春に低下しやすい“季節変動”が報告されており、冬は脳にとって負担のかかりやすい時期である可能性が指摘されています。​この記事では、冬に認知機能が落ちやすいと考えられる要因と、高齢者の「冬の物忘れ・ぼんやり感」を和らげる具体的な介護予防のコツを紹介します。
生活習慣病・疾病別対策

冬に悪化しやすい高齢者の便秘——「腸を動かす3分習慣」で介護リスクを減らす

冬になると「数日出ていない」「お腹が張る」「食欲が落ちる」——そんな便秘の悩みが高齢者で一気に増えることが報告されています。​便秘は単なる不快症状ではなく、高齢者ではフレイル(虚弱)や転倒、食事量低下と関連することが指摘されています。​しかも冬は、寒さ・水分不足・活動量低下が重なり、一年の中でも便秘が悪化しやすい季節と考えられます。
家の環境整備

冬の寒さで血圧が急上昇?高齢者をヒートショックから守る室温管理と生活習慣

冬になると、誰でも「冷えると体にこたえる」と感じますが、高齢者では寒さによる血圧の急上昇やヒートショックが心筋梗塞・脳卒中・入浴中の急変につながるリスクが高くなります。日本では、浴槽内での溺死や急変が冬季に増加し、その一因として「暖かい居間」と「冷えた浴室・脱衣所」の温度差が指摘されています。
食事

”隠れ低栄養”に要注意:BMIが標準でも安心できない理由

「低栄養」というと「痩せている高齢者」を思い浮かべやすいものの、近年は見た目が普通体型(BMIおおよそ18.5〜24.9)でも、筋肉量や体内の栄養状態が低下している“隠れ低栄養”が問題になっています。日本の地域在住・在宅高齢者では、低栄養またはそのリスクを持つ人が2〜3割程度という報告もあり、転倒・フレイル・免疫力低下・入院リスクの上昇など健康への影響は小さくありません。ここでは、研究知見をふまえて「痩せていないのに起こる低栄養」の特徴と、自宅でできる予防・チェック方法を解説します。
認知・脳の健康

高齢者の“薬の飲み忘れ・飲み間違い”を防ぐ実践的ヒント

「気づいたら薬が余っていた」「あれ?さっき飲んだっけ?」こうした“服薬ミス”は高齢者の日常で非常に多く見られます。高齢者の「薬の飲み忘れ・飲み間違い」は、糖尿病や高血圧などのコントロール不良、転倒、入院リスクの上昇などにつながる重要な問題です。しかし、記憶に頼らない仕組みづくりやテクノロジーの活用により、服薬ミスは大きく減らすことができます。​
口の健康

“舌の力”が衰えると全身が弱る?——今日からできる“舌ストレッチ”習慣

舌の筋力低下が引き起こす健康リスクとは?食べ物を飲み込む際に重要な役割を果たすのは、舌の筋力(舌圧)です。加齢に伴い、この舌圧が低下すると、むせや誤嚥が増え、食事の時間が長くなったり、食欲減退、口腔内の乾燥感が強まることがあります。特に高齢...
運動

立ち姿勢のクセが膝と腰を痛める理由と片脚バランスの科学的根拠

普段つい片足に体重をかけて立っていませんか?高齢者に特に多いこの「片脚重心」のクセは、膝痛や腰痛、さらには転倒リスクの増加へとつながる重大な生活習慣の一つです。最新の研究で、左右どちらかに体重を偏らせる姿勢が筋力の左右差や姿勢のゆがみを招き、歩行バランスの低下を引き起こすことが明らかになっています。姿勢は無意識の習慣ですが、意識的なトレーニングで改善可能です。
Uncategorized

「“むせやすさ”は老化のサイン? 早めにできる“飲み込み”のトレーニング」

最近「水を飲むとむせることが増えた」「食事中にゴホッと咳き込みやすい」――。多くの人が“年のせい”で片付けがちなこれらの症状、実は誤嚥性肺炎を防ぐための重要なサインです。飲み込み(嚥下)機能は、筋肉や神経の働きに支えられていますが、誰でも加...