こんにちは、ふくろう先生です。
事故防止の研修のあとに、感想文やレポートの提出を求められることがありますよね。
「何を書けばいいか分からない」
「毎回、同じような文章になってしまう」
そんな方のために、この記事では感想文の書き方のコツと、そのまま参考にできる例文を紹介します。
感想文は「3つの段落」で書けば迷わない
感想文は、次の3つの段落で書くとまとまります。
| 段落 | 書くこと | 文字数の目安 |
|---|---|---|
| ① 学んだこと | 一番印象に残った内容を1つ | 2〜3行 |
| ② 現場とのつながり | 普段の業務で思い当たる場面 | 2〜3行 |
| ③ これから実行すること | 明日からできる具体的な行動を1つ | 1〜2行 |
ポイント
「勉強になりました」で終わらせず、③の「これからやること」を具体的に書くと、内容のある感想文になります。
書くときのコツ3つ
コツ1:学んだことは「1つ」にしぼる
あれもこれも書くと、まとまりがなくなります。
一番心に残ったことを1つだけ選びましょう。
コツ2:自分の職場の場面を思い出す
「夜勤のときに、こんなことがあった」
「〇〇さんの介助で、ヒヤッとしたことがある」
自分の経験と結びつけると、自分だけの感想文になります。
(ご利用者の名前など、個人が分かる情報は書かないようにしましょう)
コツ3:「〜したい」より「〜する」
- ✕「気をつけたいと思います」
- ○「夜勤の始めに、足元灯を確認します」
行動が目に見える言葉で書くと、読む人に伝わります。
例文6つ(職種・経験別)
例文1:介護職(経験1年目)
今回の研修で、転倒は本人の要因と環境の要因が重なって起こることを学びました。
私はこれまで、転倒は足腰が弱っているから起こるものだと考えていました。しかし、足元灯やスリッパなど、環境を整えることで防げる部分も多いと気づきました。
夜勤の始めに、居室の足元灯と通り道を確認することを習慣にします。
例文2:介護職(経験5年目)
研修で、移乗の前にブレーキとフットサポートを確認する大切さを改めて学びました。
忙しい時間帯には、確認を省いてしまいそうになることがあります。
これからは「ブレーキよし、足のせよし」と声に出して確認し、後輩にも伝えていきます。
例文3:介護職(リーダー)
事例検討では、睡眠薬が始まった直後の夜間のトイレという、いくつもの要因が重なる場面を考えました。
私のフロアでも、薬の変更後に様子が変わった方がいたのに、申し送りで共有できていなかったことを思い出しました。
「最近ちょっと変わった」と感じたことを記録に残し、看護職と共有するよう、チームに声をかけていきます。
例文4:看護職
転倒を発見したときの初期対応と、事故報告書で事実と推測を分けて書くことの大切さを確認しました。
介護職から「いつもと違う」という情報が早く届くほど、医師への報告や受診の判断につなげやすくなります。
ヒヤリハットを報告してくれた職員には、感謝を伝えるようにします。
例文5:ヒヤリハットについて
1件の重大事故の裏には、300件のヒヤリハットがあるという話が印象に残りました。
私は、小さなことは報告しなくてもよいと考えていました。
これからは「報告するほどでもない」と思ったことこそ、ヒヤリハットとして記録します。
例文6:短く書く場合(3行)
転倒を見つけたときは、すぐに起こさずに状態を確認することを学びました。
以前、慌てて起こそうとしたことがあり、反省しました。
今後は声をかけて応援を呼び、看護職に報告することを徹底します。
研修担当の方へ:感想文は「次の研修」に活かせる
集めた感想文は、提出させて終わりではもったいないです。
- よく出てくる「これからやること」を、職場の目標にする
- 「分かりにくかった」という声を、次回の研修の改善に使う
- 感想文を研修記録と一緒に保管しておく(運営指導で確認されることがあります)
研修で伝える内容については、こちらの記事もご覧ください。
→ 介護施設の転倒予防研修で伝えたい5つのポイント
まとめ
- 感想文は「学んだこと」「現場とのつながり」「これからやること」の3段落で書く
- 学んだことは1つにしぼる
- 最後は「〜したい」ではなく「〜する」で締める
研修で学んだことを、明日の現場で1つ実行する。
それが、ご利用者の安全につながります。
研修担当の方へ
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