「外よりも家の中でつまずくことが増えた」「夜中にトイレへ行くときが不安…」
高齢者の転倒の 約8割は自宅内で発生 すると言われています。
しかし「危険な場所」は決まっており、対策もとてもシンプル。
今日のテーマは“家の中の最新・転倒リスクポイント”と“いますぐできる改善策”を、具体例を交えて解説します。
1. 家の中で転倒が多い理由
高齢者の転倒原因は、筋力低下やバランス能力の低下だけではありません。
- 整理されていない動線
- すべりやすい床
- 段差・敷居
- 夜間の暗さ
- 手すりの不足
こうした環境の影響が実はとても大きいのです。
筋力や反射神経は戻すのに時間がかかりますが、「環境の改善」は今日からすぐにできる最強の介護予防 です。
2. 最新の“危険ポイント5つ”と改善策
① 廊下・部屋の“ちょい置き”
新聞、段ボール、洗濯物などの“置きっぱなし”が転倒の大半を引き起こします。
【改善策】
- 動線(歩く道)に物を置かない
- 1日1回の「床リセット」を習慣化
- ロボット掃除機を導入すると自然に動線が整う
② カーペットのめくれ・厚手マット
足が引っ掛かりやすく、つまずきの典型例です。
【改善策】
- 使用しない or 端を強力固定テープで留める
- 厚さのあるマットを撤去する
- どうしても使う場合は“滑り止めシート”が必須
③ 玄関の段差
外出直前・帰宅直後は注意力が下がりやすいポイントで転倒リスクが高まります。
【改善策】
- 段差に明るい色のテープを貼る
- 手すりを追加する(短い手すりでも十分)
- つま先をしっかり上げる意識を持つ
④ トイレ・脱衣所の“湿気と暗さ”
滑りやすく、夜間の事故が最も多い場所です。
【改善策】
- 小さなLEDセンサーライトを設置
- バスマットは薄いものに変更
- 手すり or つかまる場所を一つ用意
「夜間のトイレ移動」は要注意。照明の自動化が特に効果的です。
⑤ ベッド・布団の“立ち上がりにくさ”
立ち上がり動作は筋力が必要で、ふらつきやすいです。
【改善策】
- ベッドの高さを調整(膝が90度になる高さへ)
- 布団の場合は“低反発マット”などで沈み込みすぎを防ぐ
- 誰でもできる「立ち上がり前の深呼吸」
→血圧変動を防ぎ、めまい予防に有効
3. 最新研究からわかる“1番効く対策”
複数の研究から導かれる結論はシンプルです。
👉 「転倒を防ぐには“環境整備+毎日の少しの運動”のセットが最強」
環境を整えると、
- 転倒の原因が減る
- 歩きやすい
- 動く量が増える
と良い循環が生まれ、結果的に筋力やバランスが向上します。
4. 今日からできる“最短5分の安全チェック”
① 廊下・部屋に物が落ちていないか
② カーペットがめくれていないか
③ スリッパは滑りにくいものか
④ 夜、トイレまでの道が暗くないか
⑤ 立ち上がりの時にふらつかないか
一つでも当てはまったら、すぐ改善する価値があります。
まとめ
転倒は“偶然”ではありません。
家の中の危険ポイントは決まっており、対策はとても簡単です。
- 動線を整える
- 段差・カーペットを見直す
- 明るさを確保する
- 手すりを増やす
こうした環境改善は、筋力に自信がなくてもすぐにできる介護予防です。
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次回予告
次回は「口腔 × 食事」──“むせやすさ”は老化のサイン? 早めにできる“飲み込み”のトレーニングをテーマにお届けします。


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