普段つい片足に体重をかけて立っていませんか?
高齢者に特に多いこの「片脚重心」のクセは、膝痛や腰痛、さらには転倒リスクの増加へとつながる重大な生活習慣の一つです。
最新の研究で、左右どちらかに体重を偏らせる姿勢が筋力の左右差や姿勢のゆがみを招き、歩行バランスの低下を引き起こすことが明らかになっています。
姿勢は無意識の習慣ですが、意識的なトレーニングで改善可能です。
過去の知見と最新の研究
従来は「片足に重心をかけるのは単なる癖」と考えられていました。
しかし近年の運動科学では、片脚に体重をかけるクセは、高齢者のバランス能力低下や歩行速度の低下、転倒リスクの増加と強い関連があることが示されています。
また、筋力差が膝の変形性関節症の進行に影響を与えることもわかっており、片脚バランスが10秒未満の人は将来的な身体機能低下のリスクが高いとされています。
すぐに始められる片脚バランストレーニング
膝や腰に痛みがある場合は無理をせず、以下の方法で簡単に取り組めます。
- 片脚立ちを10秒ずつ左右3回(慣れないうちは5秒から始め、キッチンの台を軽く支えにしても効果的)
- 立っているときに体重がどこに乗っているかを意識し、左右やかかと・つま先の偏りをチェックする
- 歯磨き中や洗い物の合間など「ながら」でバランスを取る時間を作る
姿勢の偏りサインに注意を
以下のような特徴があれば姿勢の偏りが疑われます。
- いつも同じ足に体重をかけている
- 片方の靴底だけ減りが激しい
- 肩の高さが左右で違う
- 片足立ちが5秒もたない
こうした偏りは放置すると慢性的な痛みや転倒に繋がりやすいため、早めの対策が重要です。
まとめ
片足重心のクセは膝痛・腰痛・転倒のリスクを高める重大な生活習慣ですが、簡単な片脚バランスの習慣化で筋力と姿勢はしっかり改善します。
今日から自分の立ち姿勢を意識し、転倒予防や健康維持に役立てましょう。
次回予告
次回は「“舌の力”が衰えると全身が弱る?——今日からできる“舌ストレッチ”習慣」をテーマに、あまりトピックに上がらない”舌”について深ぼって解説します。


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